タテックス有限会社によるISO9001,140001,27001の規格等のコンサルティングサービス、第三者審査に関連した情報の発信をしています。

ISO9001:2015 7 支援について


「資源」の要求事項について、顧客の要求事項を継続的に満足するために必要とされる「組織の知識」を明確にし、表明し、維持することが変更されています。それに関連して、その企業における各プロセス、またはそれらのプロセスの組合せに関係する「力量」についても要求事項として述べられています。

組織の知識 (7.1.6 New)

組織の知識、ナレッジは、大別すれば2つあります。

1)形式知(製品仕様など既に存在しているデータ)
2)暗黙知(作業のノウハウなど形になりにくいもの)

これらの知識を会社の資産として活用していくのが、2015年版ISO9001の要求事項の主旨です。

ここで『形式知』は、例えば、事件・事故などの情報を、ITなどのツールで共有化することによって、事例検索や類似ケースの調査を容易にし、教育や未然防止に役立てることです。

また、『暗黙知』は、例えば、教育資料を電子媒体や動画などで作成することで、個々従業員の持つスキルを会社のノウハウに高めていくことを容易にするといった取り組みです。

厳しい市場環境のなかで、競争力を維持していくには、情報共有や技術伝承をITツールなどを使って、組織の知識を有効に活用していくことが成功のカギのひとつになっていくでしょう。

『自社にはどのような知識が必要で、何をすればよいのか』2015年版への移行を機に見直してみましょう。

文書化した情報( 7.5 )

2015年版では用語が「文書化した情報」に統一されたことにより、改訂規格では「文書類」と「記録」要求を以下の表現で使い分けています。
  • 「文書類」:文書化した情報を維持(maintain)しなければならない。
  • 「記録」:文書化した情報を保持(retain)しなければならない。

すでに品質マニュアルがあるのに、わざわざ廃止するより、観点を変えて「業務に即したマニュアル」などに再構築し、利用していったほうが得策です。
マニュアルや手順書などの形式にとらわれず、自由 な形の文書化した情報でマネジメントシステムを運営することができます。
電子媒体という新たな形態への対応を含んでいます。
審査対応だけのための文書・記録類は改善の対象となり得ます。

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